怪談
何を隠そう、怪談が好きです。
それも、有名な怪談とか、長編のホラー映画とかではなくて、
なんてことのない、実体験のような、大してオチもないような話しが好き。
怪談話に「オチ」があると、なんとなく白けてしまうのは僕だけでしょうか。
例えば、よくある怪談としては。
夜中にタクシー運転手が乗せた女性客。目的地に着いたから車をとめたら、なぜか誰も乗っていなかった。
みたいな話しで、
その女性を乗せた場所は、以前事故死があった場所だった。
と、言うような締め。
これがあると、僕は「へー。そうなんだ。じゃぁしょうがないよね。うん」って具合に妙に納得してしまい、
あんまり怖くなくなってしまうんです。
だから、そこのオチがなくって、「え?なんで?どうして、その幽霊は出てきたの?」みたいな方が、
未知の可能性を感じて、好きなんです。
よくあるオチ、そして興ざめしてしまうオチとしては。
昔戦地だった。
前の住人が自殺していた。
事故死があった。
殺人現場だった。
心霊スポットのトンネルだった。
などなど。
お化けがでる理由をロジカル?に説明する必要はないと思うのです。
そこを説明しないことによる、気持ち悪さや、落ち着かなさや、クエスチョンが、じわじわっと後で
効いてくる気がするのです。
だって、説明がないと、その現象がもしかしたら自分の身にも、起こるかもしれないって、
ちょっとだけ思うじゃないですか。
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