男性の家事育児時間向上の本質はなんだ?

男性の家事時間向上って、「男性の家事時間が短いから」上げるのかな?
いやいや、同じように女性の「家事時間減少」も必要なんじゃないか?
きょうの家族言
娘さんと遊んでいると「うわー!上手だねー!」と褒められることがある。
ソファから大げさに転がり落ちるとか、歯磨きをするとか。
当たり前である。こちとら36年も生きてるんだ!と、言いたいのをグッとこらえてその賞賛に甘んじる。
思わずニヤけてしまっているのではなく、あくまでも甘んじているのだと言うことをここで宣言しておきたい。
専門調査会最終日
先日で、いよいよ内閣府「男性の暮らし方・意識の変革に関する専門調査会」が終了した。
後日発表されると思うけど、「男性の家庭参加事情」についてのデータや情報がまるっとまとめられた報告書ができあがります。
ちょっと全部読むのはシンドイけど、「保存版」って感じで僕達みたいに活動をしている人にとっては重宝する資料になりそう。
とは言え、目新しい情報がまとまっているわけではない。
報告書の後半には、男性の暮らし方改革のための施策案(方向性)が書かれています。
世論の形成、ITの活用、そして夫婦コミュニケーションの促進。
調査回の中で白河さんもおっしゃっていましたが、これまで女性視点がほとんどだった男女共同参画の中で、こうして男性視点の調査会が開かれたこと。
それがまずは素晴らしいことだと。
ちょっと違和感
これは報告書についての違和感ってわけではないのですが。
政府は男性の家事・育児時間の向上を目標に掲げています。
現在67分しかないのを、150分にしようと。
それは、まあ良しとして。
女性の家事育児時間に減少目標はないのかな??
このグラフを見るとよく解るけど、このまま目標達成したら(できるのか?)日本は家事育児時間大国になる(苦笑)
男性の家事育児時間向上の本質
男性の家事育児時間を上げたい理由は「時間が短いから」じゃないと思う。
男女間の家事育児比率があまりにもアンバランスなことにこそ問題があるんじゃないだろうか?
つまり夫(あえて夫婦に限定してみたら)の家事時間があがったら、その分妻の家事時間が短くならないといけない。
そうでなければ、男性の家事時間向上には全く意味がないと思う。(育児はなんともいい難いけど)。
だからこそ、第三者(家事代行サービス)等の活用が社会的に大きな役割を担う。
第三者活用によって、妻の家事時間が減少すれば男女の家事時間比率は近づくのだから。
さいごに
・女性の家事育児時間の減少も目標に入れたほうがいい。
・男性の家事時間向上よりも、男女家事時間比率のバランスを改善すべき。
今回の専門調査会を通して上記2点を感じました。
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